チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ vegan ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。 畜産のひどい実態を知り、ヴィーガンになりました。主に、動物問題について書き記します。

ダウン・フェザーの生産方法

ダウンやフェザーは、寝具・クッション・ジャケットなどに用いられます。

 

ダウンは、水鳥の胸に生えているもので、陸鳥(ニワトリなど)にはありません。

フェザーは、水鳥の翼部分の羽根です。

「ダウン(鳥の羽)」について。


水鳥は大きく分けて2種類。

 

グース(ガチョウ)と


ダック(アヒル)がいます。

 

この記事では、ダウン・フェザーの生産の実態を書きます。

ダウン・フェザー製品を購入される方は、しっかりご覧ください。

 

 

ダウンとフェザーの最大の輸出国は、中国とハンガリーです。

 

水鳥の体から羽を取る方法は、生きた鳥からむしり取る方法と、死んだ鳥から取る方法があります。

 

生きた鳥から手でむしり取る方法は、ライブハンドプラッキングといいます。

 

家畜として飼育されている水鳥たち。

 

毛が生えそろうと、首をつかまれながら、作業場に連れていかれます。


そして、足を縛られ、


羽根を引きちぎられるのです。

 

 

鳥への痛みは一切無視して、胸から腹にかけて引きちぎっていきます。

 

 

鳥たちは痛みのあまり、終始、悲痛な叫び声をあげます。

Lebendrupf von Gänsen in Ungarn

 

 

 

 

鳥が暴れないようにするために、首を踏みつけながら作業を行う作業員もいます。

このため、骨折や窒息をする鳥もいます。

鳥たちは皮膚が裂けるほどの傷を負い、血を流すことがあります。

 

傷を負った鳥は、獣医師資格のない作業員たちが、麻酔なしで針で縫いつけられます。

 

傷を負わされた痛みに、さらに針で縫われるという痛みが加えられるのです。

 

こうして数十分間、痛めつけられた後に、ようやく解放されます。

 

作業員の手から離れた鳥たちは、痛みや恐怖から逃れようと、その場から走って隅の方に逃げます。

 

 

 

作業後、あまりの痛みにピクピクと痙攣しうずくまって動けない鳥もいます。

 

 

暖の役割を果たす羽を奪われた鳥たちは、水の冷たさや寒さから身を守ることができず、死んでしまう鳥もいるのでしょう。

 

生後12~14週間で1回目のプラッキングが行われ、

 

およそ4~5年の間、約6週間おきにこのハンドプラッキング作業が繰り返されます。



羽毛を生産できなくなった鳥は、

屠殺工場に運ばれ、フックに足を掛けて逆さに吊るされ、首の動脈を切られ、出血多量で死亡します。

 
 
 
 
 
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ダウン・フェザー製品を購入される方は、しっかりご覧ください。

 

屠殺後は、食用もしくは飼料用として出荷されます。

 

 

死んだ鳥から取る方法は、手で取る方法と、機械で取る方法があります。

それぞれ、ハンドプラッキング、マシーンプラッキングといいます。

 

肉、卵、フォアグラのために繁殖させられた水鳥。


食肉用の水鳥は生後1~3ヵ月くらい、フォアグラ用では4ヶ月足らず、採卵用の鳥はおよそ数年で、

生産性が下がって用済みになり、と殺場へ運ばれます。

 

そして、フックに足を掛けて逆さに吊るされ、首の動脈を切られ、出血多量で死亡します。

Alicia Silverstone Helps Uncover the Cruelty of Down


この殺された鳥たちが、プラッキングマシーンという機械で毛を取られます。

見た目はあれですが、すでに水鳥は死んでいますので、この時には痛みは感じていません。

いわゆる副産物です。

 

副産物だからといって虐待にならないかと言えば、もちろんそんなわけがありません。主産物の生産自体が虐待に満ちているからです。

 

鳥肉、フォアグラ、卵などの動物利用産業はすべて、

狭い環境に閉じ込めたり、麻酔なしで体の一部を切りとったり、強制給餌をさせるといった、虐待的な飼育を行なっています。

 

フォアグラはさらに、太いパイプを口にさしこみ、強制給餌を行うという、凄まじい虐待が行われています。


つまり、マシーンプラッキングで採取したとしても、その生産過程が残酷なので、同じことです。


副産物だから、このような残酷な扱いをされても虐待じゃない、と言うのであれば、あなたの倫理観は壊れてしまっているのでしょう。

 

 

業界は、ダウン、フェザーの90%以上は、食用の水鳥などの死骸から取ったものであると主張していますが、

50~80%が、より儲かるという理由で生体からむしり取られたものだという推計もあります。

 

利益が絡み、平気で嘘をつく業界側の言うことなど、何のあてにもなりませんし、

結局はどちらも残酷極まりない生産過程をたどっています。

 

 

それにあなたの購入したダウン・フェザー製品が、

ライブハンドプラッキングによって採られたものか、マシーンプラッキングで採られたものかなんて、

どうやって見分けるんですか?

 

仮に、販売側が、マシーンプラッキングによって採ったものと主張しようと、一体誰がその確認を行うんですかね?

そんなのいくらでも詐称できますよ。

販売側が仕入れ先に騙されている可能性だってあります。

 

実際、ダウンにはResponsible Down Standard(RDS)認証という肉用に殺した水鳥から得たと証明するマークがありますが、

動物保護団体の調査により、この認証を得た複数の生産農家が、

実はライブプラッキングを行なっていたことが明らかにされています。

利益の絡んだ側の主張とか、認証なんて、何の意味もないのです。

 

 

自然に抜け落ちた羽を拾い集めていたら、供給が全く追いつきませんし、儲かりません。

ダウン・フェザーが当たり前のように存在している時点で、大量生産している、つまりは虐待的に生産されているってことです。

 

つまり、あなたがダウン・フェザーを買うことは、あなたが鳥たちを虐待していることと全く同じです。

 

買わなければいい話です。

いくらでも代替素材があるのに、そこまで意地になって、ダウンやフェザーの商品を買う必要はないでしょう。

 

ダウン・フェザー商品を買うのをやめてください。

 

 

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