イセ食品の養鶏場の実態
イセ食品は、鶏卵の販売や加工卵の製造などを行う、日本の大手企業です。
鶏卵産業で日本一のシェアを誇っており、森のたまごなどが有名です。
このイセ食品の養鶏場の実態が、PETAにより明らかになりました。
卵を食べる人は、日本人としてしっかり動画をご覧ください。
床と仕切りの隙間に挟まってしまい、身動きがとれなくなっている鶏がいます。
日本では鶏はバタリーケージという、非常に狭いケージの中で、ぎゅうぎゅう詰めにされて一生のほとんどを過ごします。
窮屈なだけではなく、金網だけの空間は鶏にとって非常に危険を伴います。
バタリーケージと床にわずかな隙間がある場合は、このように隙間に挟まってしまい、動けなくなる鶏もいます。
従業員が見つけて助けてでもしない限り、この子は餌が食べられず、衰弱し、餓死します。
バタリーケージ飼育は卵の生産で一般的に行われており、
バタリーケージによる事故も、特に珍しいことではなく、今この瞬間も起きていることです。
もちろん、イセ食品も例外ではありません。
この鶏は、足を脱臼しています。
バタリーケージによって、金網が足に食い込んだり、足を引っかけるなどして、足を痛めてしまったのでしょう。
バタリーケージにぎゅうぎゅう詰めにされた鶏の動ける範囲はほとんどなく、1匹あたりA4サイズ以下の面積しかありません。
鶏たちはストレスが溜まり、そのストレスが仲間への攻撃へと変わります。
仲間内での攻撃によるダメージを軽減するために、彼女たちは生後10日までに、麻酔なしでクチバシの先を切断されています。
ケージの隙間に挟まった鶏は、いずれ衰弱し、餓死します。
イセ食品では、このようにして死んでしまう鶏が毎日のようにいました。
イセ食品の職員たちは、この事態を改善しようとするでもなく、
ただ日報に、挟まれて死んだ、と記録するだけでした。
企業にとって、採卵鶏は卵を産むマシーンでしかないのです。
鶏が快適に過ごせるかどうかはどうでもよく、いかに最低限の経費で、大量に生産させるかが重要なのです。
なので、狭いケージに詰め込めるだけ詰め込みますし、
金網が足に食い込み痛みを感じようと、どうでもいいのです。
この鶏は、お腹が大きく膨らんでいます。
これは採卵鶏によく見られる症状で、
卵管に黄身や白身が詰まっているか、卵管に腫瘍ができている可能性があります。
採卵鶏は、本来年間に数10個しか卵を産まない体を、
品種改良により、300個以上産む体にされてしまっています。
その影響で、様々な病気にかかりやすくなっています。
足の感染症に苦しむ鶏。
排泄口が飛び出した鶏。
人間のために沢山卵を産まされる鶏たちは、日常的に耐えがたい痛みを抱えながら過ごしているのです。
病気になっても、治療されることはありません。
入院ケージという名の、別のケージに移動されるだけでした。
病気が悪化すれば、衰弱し、死亡します。
死んだ鶏が職員に回収されるまで、鶏たちは死体と一緒に過ごすことになります。
狭いケージの中では、死体を踏みながら生活するしかありません。
何段にも積み重ねられたケージ、大量の鶏たちがいる中で、死体が見逃されることは珍しくはなく、死体と共に長期間生活を共にする鶏たちも多数いるでしょう。
いかがでしたか?
これが、日本の大手企業、イセ食品の実態です。
しかし、これは何もイセ食品が特別ではなく、
すべての卵の生産方法そのものです。
日本人がよく言う、感謝していただくとか、いただきますといった言葉が、
いかにバカバカしい言葉かがよく分かったのではないでしょうか?
肉食文化によって、日本人の倫理観はかなり破壊されてきています。
これを見てもなお、感謝で正当化できると思うのであれば、あなたの倫理観はすでに壊れていると言えるでしょう。
人間の欲のために、採卵鶏たちは大量に卵を産まされ、わずか1~2年で殺されます。
卵は鶏の生理です。
生きている間も、狭い場所に閉じ込められ、痛みや苦しみの中、毎日毎日、1日がけで卵を産んでいるのです。
そして、最後は麻酔なしで首を切られて死亡するのです。
こんな生産に、鶏たちの感謝や敬意などあるはずがないでしょう。
日本人の方々、いい加減 しっかりしてください。
目を覚ましてください。
人間は、卵を食べなくても生きていけます。
・ 菜食の始め方
・ 人間の体と食べ物
美味しいという欲だけのために、鶏を虐待するのをやめましょう。
以下は、卵を使わないプラントベースのマヨネーズです。
以下は、卵を使わない卵風料理の作り方です。
・たまごサンド
・スクランブルエッグ
・オムライス
・卵かけごはん
※リブログ、SNSなどへのシェア、引用は、ご自由にお願いします。 確認は不要です。